メリークリスマス!

さて、今回、ご紹介するお話ですが、
数年前に当ブログでもご紹介した事のある、
とあるクリスマスの日に起きた奇跡のお話です。

クリスマスイヴの今日の日にピッタリのお話です。
それでは、どうぞ!


このお話は、田中心さんという方のお話です。

心(しん)さんは、34歳の男性でサラリーマンです。
結婚しており、妻の名前は紗栄子(さえこ)さん
出会いは仕事場でした。いわゆる職場結婚というものです。
そして、5歳になる可愛らしい娘さんがおります。
名前は紗綾(さや)ちゃん

紗綾ちゃんは大のプリキュア好きで、
家にはプリキュアグッズがたくさんあるそうです。

クリスマスの1週間前のある日。
娘の紗綾ちゃんは、サンタクロースに手紙を書きました。
手紙は、きちんと封筒に入れられています。

「今年はサンタさんに、私が一番欲しいものをお願いしたの~♪」
紗綾ちゃんは、嬉しそうに紗栄子さんに言います。

「紗綾ちゃんは、何をサンタさんにお願いしたの~?」
紗栄子さんは聞きました。

「ないしょ~。だって、ママに言っちゃったら、
 サンタさんが欲しいもの持ってきてくれなくなっちゃうもん。」

紗綾ちゃんはそう言い、自宅に飾られているクリスマスツリーの横に
その手紙をそっと置きました。

そして、夜になり、紗綾ちゃんがぐっすりと寝ている頃、
仕事が終わった心さんが帰宅してきました。

紗栄子さんは、紗綾ちゃんがサンタさん宛に書いた手紙を
こっそりみてみようと心さんに切り出します。

そして、封筒から丁寧に手紙を取り出し、
中身を読んでみたら、こう書いてありました。

「さんたさんへ ぱぱのびょうきがなおるおくすりをください 
 おねがいします さや」

実は、そのとき、心さんはガンを患っており、
通院しながら仕事をする生活をしていたのです・・・。

ガンの進行は停滞しているものの、
いつなんどき、他の場所に転移するかわからない状況だったのです。

この手紙をみた心さんと紗栄子さんは、
最初苦笑いしていましたが、段々と涙目になり、
とうとう二人で泣いてしまいました・・・。

そして、クリスマスイブの夜、
心さんは仕事帰りにビックカメラのおもちゃコーナーに寄り、
紗綾ちゃんが前から欲しがっていたプリキュアのおもちゃを購入しました。

そして、もうひとつ。

小さな封筒を取り出すと、その表面に「ぱぱのおくすり」とひらがなで書いて、
中に栄養剤を入れ、買って来たおもちゃと一緒に紗綾ちゃんの枕元に、
そっと、置いておきました。

翌朝、紗綾ちゃんが起きると、
「キャー」って言って、嬉しい悲鳴を上げておりました。

朝食を食べている心さんの元へと駆け寄ると、
「サンタさんがね、パパの病気が治る”ぱぱのおくすり”をくれたの!」
「ねぇねぇ、パパ、飲んでみて!」

そう言って大興奮です!

プリキュアのおもちゃはそっちのけで、
「ぱぱのおくすり〜!」
と大喜びで叫んでいます!

そして心さんにサンタさんから貰った”ぱぱのおくすり”を嬉しそうに渡します。

早速、そのお薬を心さんは飲んでみました。

「おっ!早速、お薬が効いてきたみたいだ!パパ元気になってきたよ!」
「ありがとう〜」
と心さんが言います。

すると、紗綾ちゃんは、

「よかった~!じゃあ、これからは、いろんなところに一緒に遊びに行けるね!」
「何がいいかな~?そうだ、今度、雪だるま作りに行こうよ!」
「あと、幼稚園の合唱会にも来てね!それと、」

と嬉しそうにいろんな事を言っている紗綾ちゃんをみながら、
心さんの目には段々と涙が溢れてきました。

「うぅっ、うぅっ・・・」と声を押し殺しながら、
紗綾ちゃんに見られないように泣いている心さん。
それをみた、紗栄子さんも味噌汁を作りながら、貰い泣き。

心さんは「このお薬の効き目で涙が出てきたみたいだ」
と振り絞った声でようやくそう言いながら、泣き顔をごまかしています。

紗綾ちゃんは、幼稚園の年内の登園最終日。
紗栄子さんは紗綾ちゃんを幼稚園に送りに先に出かけました。

泣き顔の心さん、実は今日、通院の日だったんです。
病院では1週間ほど前に行った検査の結果が出ています。

病院に着いた、心さんは、診察券を出し、
待合室で自分が呼ばれるのを待っています。

予約した時間は、まだ30分後です。

「まだ時間があるから、少し寝ようかな」
と思い、そのまま、心さんは、うたた寝をしてしまいました。

すると、心さんは変な”夢”をみたのです。

突然、目の前に白いヒゲを生やした白髪の老人が現れ、
こんな事を心さんに言います。

「おまえの病気を治してやろう。」
「おまえの娘に頼まれたからな。」



「娘を大切に育てるんだぞ。それと楽しい人生を送るんだぞ。」

しばらくすると
「田中さん、1号室にお入りください」
と、自分を呼ぶ声にハッとして、目が覚めました。

「あ、なんだか変な夢をみたなぁ。」
「病気が治るって・・・。」
「そんな事が起きたら奇跡だな・・・。」

そんな事を思いながら診察室に入りました。

スポンサードリンク

診察室に入ってすぐ、担当のお医者さんをみるといつになく笑顔。
そして、そのお医者さんから驚くべき一言が。

「田中さん、よく頑張りましたね。」
「検査の結果ですが、ガン細胞は全てなくなっておりました。」

そのときのお医者さんの言葉に、
心さんは「???」という感じです。

それは、そうです。
いつ転移し再発するか分からない状態だったのですから・・・。

「ほ、本当ですか!?先生!?」
あまりの事で興奮した心さんは叫んでしまいました。

「本当ですよ。よく頑張りましたね。」
お医者さんは、そう言うと、強く頷きました。

「ありがとうございました!」
心さんは、深々とお辞儀して、そう言いながら、
目の前がいきなり明るくなって、それまで灰色だった景色が
鮮やかな色に感じられます。

なんとも晴れやかな気持ちになりました。
心さんにとってみれば、奇跡以外のなにものでもありませんので。

この日はクリスマス。
もしかしたら、あの夢でみた初老は、
サンタクロースだったのかもしれません。

なんとなく遠くでトナカイの鈴の音が聞こえたような気がしました。

これまでの心さんの人生の中で
「一番幸せなクリスマス」であった事は、言うまでもありません。

ハッピーメリークリスマス!!!

あなたにもサンタからのプレゼントが届きますように!

 

追伸:
この話は私の友人の話で「実話」なんですよ。
(名前は仮名にしております)

奇跡は誰にでも起きるのです!

最後に私が大好きなクリスマスソングをシェアさせていただきます♪

Cliff Richard – Mistletoe And Wine